2/2 2014 『REVIVAL JAPAN 2013年8月18日号』地引網出版
◆「この国はどこへ行くのか」
朝岡勝(日本同盟基督教団)
キリスト教会の中でも恥をかきたくない、浅はかだ、考えが浅いと言われたくない
という意識の中で、自分の意見を言わない傾向があるとし、
「しかし、私はこう教えられてこう信じるんだ、信仰にもとづいてこう自分は
反応するんだと、何らかの旗を立てないことには何も始まらない。」と述べた。
~荒削りでも自分の信仰の決断に立って歩み、
信仰の告白をしていくよう、特に若いクリスチャンを励ました。
2/2 2014 『AERA 2013年8月12・19日号』朝日新聞出版
◆おかえり、サザン。2013年「復活の日」桑田佳祐独白60分
ある意味人生のタイムリミットみたいなものを感じましたし。
いろんなことが…5年間はあっという間に過ぎて。いろいろ考えるには
十分な時間だったというか。ただ頭の中でサザン復活を計算したわけではないんです。
「え~い!」と思い切ったというか。みんなの空気もそっちに向かっていたし。
40代でタバコをやめ、手術後は酒もやめた彼。
いまは濃いマンゴージュースが相棒という。ずーっとしらふなのは、寂しいですけど。
でも言葉に対してはクリアになったかなと。酔っぱらって詞を書くとその時は大傑作と
思っても、翌朝見て、何だこれ!でしたから。
2/2 2014 『AERA 2013年8月5日号』朝日新聞出版
◆現代の肖像 磯田道史(歴史学者)
1997年秋。レファレンスルームにいた磯田に、突然、一人の男が声を
かけてきた。図書館の本を借りたいのだが、慶応の学生ではないので、
あなたの貸出権を使って借り出してもらえないかというのだった。
磯田は面食らった。声をかけたのは新潮社の編集者、大畑峰幸。
言下に、そんな規則やぶりはできないと断られました。探している本を聞かれたので
タイトルを言うと、それなら、どこの書店の棚のどこにあるというわけです。
びっくりしましたよ。棚の位置まで知っている人はまずいませんからね。
2/2 2014 『ministry 2013年SUMMER』キリスト新聞社
◆鼎談「カミとホトケと、時々、オタクⅡ」
☞池口(浄土宗)死んだらどんなふうに輪廻するのか身をもってわかりますよ。
仏教的には、死後があるかどうかなど、考えてもわからないことは
考えないでおこうというのが基本的なスタンス。考えるのをやめたときに、
初めてわかるだろうというのが仏教の発想ですね。
☞片柳(イエズス会)死んだら天国に行けるから信じるというのは不純な動機だと
思っていて、キリスト教はむしろ今生きていくための宗教と言えますね。
ご褒美があるからじゃなくて、神さまがこんなに愛してくれるから
その愛に応えて一日一日を生きるということでしょうか。
2/2 2014 『REVIVAL JAPAN 2013年8月4日号』地引網出版
◆引きこもりと教会の可能性 荒木次也 NPO法人 ファミリーカウンセリングサービス
そして実は、教会にはすごい力があるのです。
日本では60年代以降、地域のコミュニティがなくなり、世代間のつながりが
なくなっています。しかし、教会では、それができる。
年上の子が年下の子の面倒を見てあげられるし、
おじいちゃん、おばあちゃんたちもいる。そういう場が他にあるでしょうか。
だから、教会学校を新しいかたちにすることが必要です。
子ども社会が形成され、遊びの要素があるものです。
今の教会学校は、おとなし過ぎます。そしてお年寄りも集める。
お年寄りの一番の問題は、やることがない、寂しいということでしょう。
友だちが欲しい、人と話したい。教会のお年寄りが元気になって、
地域のお年寄りを集めればいい。教会は、お年寄りのもう一回の働き場なんです。
1/19 2014 『AERA 2013年7月29日号』朝日新聞出版
◆やなせたかしのメッセージ 本当の正義と一筋の希望
作品を通してずっと描いてきたのは、正義とは何か、本当の強さとは何か、
ということなんだよね。当時流行したヒーローものは正義の味方が現れて
怪獣をやっつけるというものが多かった。だけど、それを見ながら僕は
思ったんだよ。怪獣の側に言わせれば、言い分があるんじゃないかと。
~~~本当の正義というのは、相手をやっつけることではないんだよ。
そこにひもじい人がいれば一切れのパンをあげる。
そこにおぼれそうな人がいれば助けてあげるということ。
そして、それをやる人は非常に強い人かといえば、そうじゃない。
たとえば線路に落ちた人を助けようとして自分が死んでしまった人がいる。
この人はごく普通の人。ただその時にそうせずにはいられなかった。
決して強くない人が、自分が傷つくことも覚悟して、それでもやらずにはいられない。
それこそが正義だと思う。
1/19 2014 『Number 2013年7月25日号』文藝春秋
◆2013年のホームラン事情
「何で悔しいんですか?」野茂秀雄がメジャーに渡った1年目のことだったと
記憶している。ホームランを打たれたことについて、悔しかったですか
と尋ねたアナウンサーに対し、野茂はいかにも不思議そうに返したのだ。
そして、あんなにいい場所(マウンド)からメジャーリーガーの特大ホームランが
眺められるんだから最高じゃないですか、という趣旨の言葉をつづけた。
◆落合博満
(門田博光が打者として投手に与える恐怖感)その対極にいた
ホームランバッターが落合博満だったと山田は言う。~~
山田が感じる落合の凄味とはまさにその恐怖感を投手に与えないことにあった。
◆王さんホームランの打ち方を教えてください
ただ僕の場合は、小さいときから不思議とボールが飛んじゃったんですね。
(野球だけは上手くなった理由) やっぱりホームランの感触が最高だから。
1/19 2014 『Number 2013年7月25日号』文藝春秋
◆エディ・ジョーンズ(ラグビー日本代表監督) ジャパンはさらに進化する
進歩が必要…エディが重視するもうひとつのキーワードが『S&C』だ。
Sとはストレングス。Cとはコンディショニング。日本では調整のニュアンスで
使われがちな単語だが、ここでは「最適化」の意味合いが強い。
作り上げた筋肉が最大のパフォーマンスを発揮できるよう、
ウェイトトレーニングによる筋肥大化の作業と並行してアジリティ(敏捷性)や
スプリントの練習を行う。
~~(日曜日の試合で)興味をもったプレーを月曜日の練習で試してみる。
そういう意欲をもって毎日を過ごしているのかどうか。
インターナショナルの選手にオフはない。
常に向上しなければ世界では勝てないのです。
1/19 2014 『AERA 2013年7月22日号』朝日新聞出版
◆超・護憲vs改憲 リアル憲法論
ただ、それは必ずしも改憲をすべきだという前提で
作られたものではありません。大きな目的は、今の日本の憲法をめぐる
「ねじれ状況」をただすことです。戦後、特に1990年代から日本では
保守勢力が改革を訴え、革新勢力が保守を訴えるという
「ねじれ状況」があります。革新勢力は戦後繁栄を続けてきた昭和体制の
記憶が忘れられず、今までの日本のやり方を「変えない」ほうに傾いている。
そのイデオロギー対立の中に憲法論議が位置付けられ、
保守と言えば改憲、革新・リベラルといえば護憲という対立が固定化している
わけですが、そういう不毛な対立を乗り越えて憲法を新たな観点から
再検討することが必要だと思いました。ぼくは「リベラルな改憲案」を
目指しました。
1/19 2014 『REVIVAL JAPAN 2013年7月21日号』地引網出版
◆福音主義とは何か?
結果的にEvangelicalsという言葉は、1870年代までの
「宗教改革によって生じたプロテスタント教会」と
1960年代以降に
「保守的信仰(聖書を字義通り捉える・進化論反対)を持っていた集団」
の二つを指す言葉になってしまった。
1/19 2014 『AERA 2013年7月15日号』朝日新聞出版
◆リクルート出身者という信頼で連携「リ僑」の人脈と突破力
マネジメントの才能は、幸いにも音楽や絵画とは違って、
生まれながらのものではない。経営の才は、後天的に習得するものである。
それも99%意欲と努力の産物である。
その証拠に10代の優れた音楽家はいても、20代の優れた経営者はいない。
…マネジャーに贈る20章 by江副浩正
◆book 社会人こそ必読 自分の思いを伝える技法 『大学への文章学』
文章で自分の考えをきちんと伝える技術は、たとえば会社員として
さまざまな書類を書くときに必須だろうが、その訓練を受ける機会が乏しい
だけでなく、初等・中等教育における国語の授業が、
むしろ、それに反する性格を持っているのである。たとえば、自分の思ったことを
自由に綴らせるという作文指導。それが、子ども自身の自発性を大事にするあまり
文章の「型」を身につけることを排除しているのではないか。
1/17 2014 『東京人 2013年8月号』都市出版
◆古代、中世から続く東京の原風景
洋の東西を問わず、道をまっすぐ造るのは、国家権力が強大なときです。
古代ローマの道はまっすぐで、橋も無理してでもかけられる。
だからアーチ橋が発達した。それが中世になると、地形に沿って造る。
そもそも幹線を整備する必要が薄れます。
ヨーロッパでは13~14世紀頃になると、ふたたび道はまっすぐであるべき
という考え方になってくる。このころ出来た新しい年の道路はグリッド状が多い。
ルネッサンスを迎えると、遠近法の効果が加わり、道を歩く人に
いかに都市をかっこよく見せるかにこだわる。
江戸時代に整備された「○○新坂」はまっすぐだったり、切り通しだったりすることが
多いでしょう。その裏にくねくね曲がっている道があると、中世の気配を感じる。
道ごとの成立年代をつぶさに調べていくと、権力の強弱と、
けっこう連動しているんじゃないかと、直感的に思いますね。
1/17 2014 『信徒の友 2013年8月号』日本キリスト教団出版局
◆ジェームズ・R・マグロ―(メソジスト)牧師 9・11テロの直後の主日礼拝での祈り
仕返しと報復を立法化せよと要求する怒りの声が、悲劇の現場からワシントン・
ナショナル大聖堂の説教壇に至るまで鳴り響いています。私たちの都市と国に
対するテロ攻撃を、大統領は21世紀最初の戦争と表現しました。…このような風潮
にあって、神さま、私たちを助けてください。…復讐を求める合唱が高まる中でも、
私たちの視野を広げて慈愛に至らしめ敵を愛し、自分を迫害する者のために祈り
なさいと促されたイエスの御言葉に聞くことが出来ますように。
◆主よ私を平和の道具としてください フランシスコ
私にもたらして下さい。憎しみのあるところに愛を、罪のあるところに赦しを、
争いのあるところに一致を、誤りのあるところに真理を、疑いのあるところに信仰を、
絶望のあるところに希望を、闇のあるところに光を、悲しみのあるところに喜びを、
ああ主よ、私に求めさせてください…慰められることより慰めることを、
理解されることよりも理解することを、愛されることよりも愛することを。
人は自分を捨ててこそ、それを受け、自分を忘れてこそ、自分を見い出し
赦してこそ、赦され、死んでこそ、永遠の命に復活するからです。
1/17 2014 『百万人の福音 2013年8月号』いのちのことば社
◆バベットの晩餐会 イサク・ディーネセン
みなさん、われわれ人間は先が見えないものです。この宇宙に神の恵みがあることを
われわれはよく知っております。しかし、先を見ることのできない人間は
神の恵みを限りあるものと思うのであります。
だからこそわれわれは怖れおののくのであります。
われわれはこの人生で何か選ばねばならない時に、だからこそおののくのです。
そして何かを選んでしまうと、こんどはその選択が正しくなかったのではないかと
怖れおののくのです。
しかし、われわれの目が覚まされるときは必ずやってくるのです。
そして、神の恵みは果てしない事を悟るのです。その恵みが我々に求めるのは
ただわれわれが信頼してその恵みを待ち、感謝の気持ちでその恵みを
受け入れることなのです。神の恵みに条件はありません。我々の中から、
誰か一人だけ選ぶなどということはありません。全ての人が赦されることを
明らかにするのです。
1/17 2014 『Number 2013年7月11日号』文藝春秋
◆本田圭佑 もっと死ぬ気で取り組む必要がある
格の差ピッチの上での表現の差になっている。~自身の差がそのまんま
イコール「格」になる。
◆ファビオ・カペッロ イタリアを走らせる策を取るべきだった
(コンフェデ杯)開幕戦となったブラジルとの試合で日本は完敗を喫したが
その要因はW杯予選から続く連戦によるコンディション不良にあると
わたしは見ている。それでも彼らはブラジルにもイタリアにも、怯むことなく
立ち向かった。これは簡単にできることじゃない。この勇気こそが
日本の誇る最大の武器と言えるのではないだろうか。
◆レシフェの夜にザックと長谷部が語り合ったこと
ブラジルに負けた二日後。ザック監督が長谷部を呼び出して熱く語ったこと
おまえたちなら世界のトップ相手でもできる。なのに、なぜやらない?
◆日本ラグビーを変えるために 田中史朗(ふみあき)
NZとの違い、技術・理論・環境というより、違いを感じるのは意識の高さ!
1/17 2014 『AERA 2013年7月8日号』朝日新聞出版
◆現代の肖像 石破茂(自民党幹事長)
母方の曽祖父、金森通倫(みちとも)は明治初期にキリスト教に入信し
同志社大学設立にもかかわりながら大蔵省の嘱託職員にもなった
伝道者だった。一時期自由党に入党し、自由新聞の主筆だったこともある。
後年、東京の富士見町教会を皮切りに台湾、朝鮮、満州にまで足を延ばし
5万5千人に語りかけ、1万5千人入信を決心させたとされる。
布教と政策演説で内容は異なるが、その並外れた「話力」は
どこか相通ずるように映る。
◆オクテ男子は「4K」
オクテ男子は「4K」、すなわち「謙虚・研究熱心・気遣い・感謝」という
美徳があるという。
1/17 2014 『REVIVAL JAPAN 2013年7月7日号』地引網出版
◆教会は会堂ではなく私たち自身 東京メトロチャーチ
以前はミニストリー主体の人間でしたと語る林幸司氏。
特に讃美のミニストリーに重荷があった。
しかし、今は「教会の建て上げ」だという。
オーストラリアのヒルソング教会を訪れた折、
有名なワーシップリーダー、ダーリンチェック氏が讃美の奉仕と同時に
慈善の奉仕もしていた。それは彼女がアーティストではなく、教会の一員だからだ。
同教会のブライアンヒューストン主任牧師は「キリストのからだ(教会)の偉大な力」を
何度も強調していた。
1/16 2014 『AERA 2013年7月1日号』朝日新聞出版
◆きゃりーぱみゅぱみゅ
彼女が追及するコンセプトは、「トラウマになるかわいさ」
かわいさだけじゃなくて毒っぽさや衝撃をプラスする。
その感性を磨くため、寝る間も惜しんでネットで検索し、「何コレ?」を探して
どうアレンジするかを考える。休日にはディズニーランドなどのテーマパークに
繰り出し、演出を研究。海外公演の合間にもショーを見てヒントをもらった。
曲だけじゃなくてセットも衣装も含めて世界観を徹底的に極めたい。
まだ誰もやったことがないことに挑戦したい気持ちがすごく強いんです。
◆巨大ジオラマ大型模型疾走 原鉄道模型博物館
列車の持っている「味」は写真では表現できない。だから模型で作るんです。(原さん)
ちなみに~大学時代の友人の妹である妻の美津子さんとは49年に結婚した。
在学当時から「熱狂的な鉄道好き」として原さんの噂を聞いていた美津子さんは
結婚に際して、そんなに好きなら、結婚してもずっとそれを通させてあげよう」と
心に決めていたという。
1/16 2014 『Number 2013年6月27日号』文藝春秋
◆長谷部誠「アジアモードから世界モードへ」
信頼、というキーワードを長谷部はあげた。
信頼関係って、自分が信頼することから始まると思うんです。
それは戦術も同じ。監督がやろうとしていることを、自分がとにかく信じて
先頭に立って表現する。それでみんなに伝えられたらっていう思いはありますね。
◆長友佑都「僕は信念を持ってトップを目指す」
代表でもメンタル力を活かせるようになってきましたか?の問いに…
たとえばアウェーのオマーン戦は、マスカットが凄く暑かったんです。
僕も合流が直前で、中2日もないぐらい。そのなかで、アップするときから
「オマーンは寒い」って思いこんだ。ホントはメチャクチャ暑いんですよ(笑)。
でも頭の中は「うわあ、さぶっ」ぐらいの感じで。そうしたら自然と体も動いたし
逆にオマーンの選手の方が先にバテていたのはちょっと気持ち良かったですね。